駒ノ湯コースと枝折峠コースの二つが有名ですが、今回は枝折峠コースから登る事としました。
車で行きましたが、登山口までは時間はかかるものの道は分かりやすいです。
小出インターから352号線に入り、ずっと真っ直ぐ行くと左折するとシルバーラインの分岐点で右折し352号線のいりくねった山道を登ると駐車場に辿りつきます。

休憩も含めると往復で9時間以上かかると聞いていたので、この日は新潟市を3時45分に出発し、登り始めは朝6時でした。
下山する前に日が暮れてしまったら大変ですしね。
また、この日の天気予報は曇り時々雨で15時からは雨が強くなるというものでした。
出来るだけ早く下山したいと思い、いつもよりもテンポを早めて登りました。
序盤は緩やかな登りです。

霧が凄かったです。

霧なのか雲なのか山の斜面を左からかけ上がる様にのぼってくる光景はとても壮大でした。

登山口が既に標高1,000メートルを越えているので、序盤から凄い景色を観る事が出来ます。

緩やかで整備された道を登ります。

駒ノ湯との分岐点
ここは左の駒ケ岳方面へと向かいます。

すぐ上には枝折大明神の祠があります。

明神峠の広場

登り始めてそれ程経過していませんが、休憩にちょうど良い広いスペースがあります。
景色が素晴らしいですね。

時折岩場があるので要注意です。

目の前に見える小山まで一旦下がり、また登るという場所が数多くあります。

こういうアップダウンが行きは気にならないのですが、帰りはボディーブローの様に効いてきます

左側がひらけた場所がちょくちょくあります。

景色は登るにしたがりどんどん綺麗になっていきます。

右側を見ると小倉山や駒ケ岳山頂が見えます。

岩場には要注意!

一旦下がって登るといった道のりが何度も繰り返されます。

道行山との分岐点

余裕がある場合には左に登って山頂へ行っても良いでしょう。
今回は初めて登る山だったので、無理はせず駒ケ岳山頂を目指し直進しました。
時折駒ケ岳山頂が良く見えます。

単に標高分を登るだけでなく、アップダウンがあったり、横移動が長かったりするんですよね。
この様に整備された箇所がいくつもあります。

途中の休憩スポット

これから通る道が見える場所が比較的多いです。

小倉山山頂付近の広場

右に行くと駒ノ湯コース登山口で、駒ケ岳山頂へは直進します。

小倉山まででおよそ全行程の半分位ですが、ペースを速めた事により思っていたより時間に余裕がある事に気付きました。
という事で少し駒ノ湯コースの方に登ってみると、、
小倉山山頂です。

広場からは1〜2分位だったでしょうか。
小倉山から一時間弱登ると百草ノ池というところに着きます。

標柱から少しいったところで、左後ろ側に振り返ると池がありました。

整備された階段

ここまでにも何箇所もこういった階段がありました。
岩場が出現しました。

8月も下旬に入りましたが、脇には残雪がまだ残っています。
(登山道にはありませんでした)
高原的な草むらの中を進みます。

小石混じりの場所もあります。

またも岩場が、、


ここからの岩場が強烈です。



岩には赤く矢印や○が書いてあり、それを目印に登ると良いでしょう。

まだまだ岩場が続きます。

こういう岩場では手を使う事が多いので、ストックが邪魔になります。
可能であればストックはザックにしまい、また、グローブを持ってきた方が良いでしょう。

岩場を登りきるとアンテナらしき物が見えます。

駒ノ小屋に到着

沢水を引き込んだ水場があり、ビールが冷してあります。

小屋の中には管理人さんがいるので、500円でビールを買う事が出来ます。
広い休憩スペース

小屋を正面から見た写真

基本的な目的は避難小屋としての利用との事ですが、雨天時の小休止などに利用可能の様です。
また、トイレもあるので募金をした上で利用が可能です。
山頂は小屋から約20分です。

岩場も少しあります。

岩場を越えると階段があります。

しばらく登ると分岐点のT字路にぶつかります。

左に行くと中ノ岳へと行けますが、当然のごとく右の山頂を目指しました。
緩やかな道を少し登ります。

駒ケ岳山頂へ到着!


結構ハードな道のりでしたね。
といっても、12時近くなる事を予想していましたが、休憩を挟みつつ午前10時半に着いたので予想より大分早かったですね。
普段であれば5時間半位かかったかと思いますが、数十分前に登り始めた6〜70代の二人組の存在がペースを早める事に繋がりました。2人は私達に追い抜かれた後、私達をペースメーカーの様に着いてきて休憩も同じ場所でし、スイカを一緒に食べたり談笑していました。
ただ、年齢差による体力の違いがあるはずなので、私達は引き離そうといつもよりもペースを上げていたのですが、その二人はピッタリと着いてきます。
休憩する毎に
「あなた達のおかげで良いペースで登れるてるわ〜。若い力をもらえて助かるよ!」
と言ってくれます。
といいつつ、引き離そうと試みますが、結局山頂まで一緒に登ることに(^^;)
話を聞いてみると、北海道在住で普段は地元の山に頻繁に登り、この日は前日に新潟までフェリーでやってきて魚沼市に前泊しこの山に登り、翌日は会津磐梯山に登る予定なのだとか。
経験と意気込みの違いを感じました。。
山頂は強風が吹き、周囲は霧で全く景色が見えなかったので、お昼休憩は山小屋に戻って取る事にしました。

15分程下り、山小屋に戻ってきました。

山小屋脇の広場での食事タイムです。

この荷物が重かったから、引き離せなかったのでは、、
などと、負けず嫌いな私はまだ登りの事を根に持っていました(^^;)
事前に仕込んできたスープを温め、お湯を沸かし麺を茹でます。

お昼ごはんはコチラ
あさりのアッサリ醤油ラーメン

下山時は、小屋のすぐ下の岩場が要注意です。



下山時は雨も降っていたので、足元がかなり滑りました。
こういう時は慎重過ぎる程に用心した方が良いですよね。
道もぬかるんでいます。

登山道を歩くクワガタがいました。

夏の山には当然いるはずなのですが、登山をするのは昼間という事もあり遭遇するのは珍しいですね。
大抵はどこかに身をひそめていますしね。
小倉山に到着

この辺りにくると雨は止んでいました。
ただ、振り返り駒ケ岳山頂を見ると雲、霧に覆われており、局所的に雨が降っていたものと思われます。
こういう事もあり、山の天気は難しいですよね。
平地が晴れてても、山の上の方は豪雨なんて事もありますし。
小倉山からは登りの時に体験したアップダウンが疲れた体に遅いかかってきます。

ここまでの急な斜面も含めたきつい下りの道のりで膝周辺にたまった疲労が、終盤の登りで牙を剥いてきます。
綺麗な景色を観てふんばります!

ここも見るからにキツそう・・・

霧が晴れて良い景色ですね。

ここから続くアップダウンが用意に想像出来る光景にうんざりです




明神峠に到着

祠

ここからは登りはなくなり、下りメインとなるので気が楽です。
こういう道は楽ですね。

雲の中から顔を出している山々がとても綺麗ですね。

あと少しです。

土から砂利に変わるところがラストのサインです。

登山口に到着!


登りも長く、山頂近辺の岩場、下山時のアップダウンがあったりと、かなりハードな道のりでした。
でも達成感で一杯です

道中撮影した花等の写真を掲載します。
(間違ってたらコメント欄でご指摘下さい)
アキノキリンソウ

シラネセンキュウ

分かりません・・

アジサイ?

ゴマキ

なんでしょう?
何かの花が咲く前のつぼみかな?

越後駒ヶ岳 枝折峠コースの詳細