コースはいくつかありますが、一番メジャーな「花立峠コース」にすることに。

駐車場の奥にはトイレがあり、トイレの左に登山口があります。

登山口には「熊注意」の看板がありますが、駐車場で準備をしていると降りてきた人から
「今日は熊の目撃情報があったそうですよ」
とのアドバイスがありました。
この日は一人登山だった事もあり、若干、登る事を躊躇しましたが、熊スプレー、と熊鈴を携え登る事としました。
ちなみに、この日すれ違う人達のほとんどが同様の話をしてくれました。
その中の一人の実際に熊を見た人の話では、見たのは小熊らしく、脇を流れる小川からスーと何かが上がってきて気付いたら自分の前にいたとのこと。
びっくりして、うっかり大声を上げたら、その声にびっくりして逃げていったとか。
ちなみに、その方は熊鈴を付けていましたが、登りにはあまり鳴らない事と、沢の音に消されたのか効果が無かった様です。
一般的には、音を立てながら歩き出会い頭での遭遇は避けつつ、もし出会ってしまったら熊を刺激しない様にすると言われていますが、全く逆のパターンとなった様ですね。
「近くに母熊がいたらヤバかったかも」と言っていました。
ちなみに、その方は何十回とこの山に登っていて、初めて遭遇したらしいので、遭遇率は高くは無いものと思われます。
私も終始警戒しながら歩いたので体力的にも精神的にもかなり疲れましたが、最後まで出会う事はありませんでした。
では、登山の話に戻ります。
序盤は草むらの中を歩きます。

序盤は、右側の下の方に川が流れています。


右側を流れていた川を渡ります。

分岐点があり、登山ルートは直進です。
左に行くと、川へとつながる小さな滝を見る事が出来ます。

滝

分岐点を直進すると、足元は岩場となっています。

林があり、そこを抜けると木々が開け草に覆われた道へと出ます。

ここからは登りが少し急になり、S字の様に登りながら、カーブとカーブの間の緩い登りの時に、自分が今まで登ってきた方向を見ると、長岡市中心部の景色が見える様になってきます。


このコースからの景色はほぼ、この方向の景色となっており、標高の高さによって見え方が変わってきます。
ある程度登ると道の脇に木で出来たベンチがありました。

ここからは、今までと逆側の山側への景色を見る事が出来ます。

急な階段で右側にロープがあります。

このコースではここが一番急な場所でしょうか。
この日は、特に支障無く登る事が出来ましたが、雨天時の下りでは注意が必要だと思われます。
少し登ると花立峠の広場へと辿り着きます。

ここからは、長岡市中心部方面への景色も良好なので、休憩ポイントとしてもちょうど良いと思います。
(広場の少し手前からの景色の方が良かったですが)
花立峠からの景色

ここの標高が678mで、山頂の標高が約765mなので、約100メートルを小刻みにアップダウンしながら登っていきます。
ここからの数回のアップダウンを下から見るとギザギザの鋸の刃に見える事から「鋸山」と名づけられたとか。
分岐点で鋸山山頂へは左へ行きます。
(右は半蔵金コース)

緩いアップダウンを繰り返します。


山頂へ到着
花立峠からは、2〜30分位でしょうか。

山頂からの景色は素晴らしいですね


お湯を沸かして食事をしました。

山頂といえば、やはりカップラーメンですね


下山はきたルートを戻ります。
山頂と花立峠の間の横倒しの木

花立峠

しばらく下りて、橋を渡ればあと少しです。

左手に沢を見ながら少し歩くと登山口です。

登山口の駐車場へと到着

難易度も低く、危険な場所も少なく、初心者向けの山だと思います。
景色も良くとても良い山でした

鋸山 花立峠コース